サッカーアジアカップのグループリーグ第2戦、イラク戦は、残念ながら1-2で敗戦しました。
前回のスタメンから細谷と中村を外し、浅野と久保を先発させ、左サイドに南野を起用する見慣れない形でのスタートとなりました。イラク用の布陣と思われます。
イラクはロングボールを前線に供給するので、日本は前線のプレスからの速い攻撃ができなくて苦戦していました。まさに日本の弱点を突く戦い方で、イラクのスペイン人監督の狙い通りとなり、イラクの選手も球際が強くよくやりました。
試合後のインタビューで森安監督が、自分たちの足りないところを学ばせてもらってるという発言が印象的でした。相手がロングボールで中盤カットしてきた場合の戦い方をチームで共有していかなければなりません。
攻撃面では特に前半は最終ラインからのビルドアップが目立ちました。前線でボールが奪えないので仕方ありません。こうなると相手の隙ができるまでボール回しが多くなり、時間が過ぎて行きます。先制されたのでかなり不利になってしまいました。
それと立ち上がりの失点は、アウェーの雰囲気が多いに関係していると思います。中東の独特のアウェー感は、慣れるまで無意識に日本選手のパフォーマンスに影響させているのではないでしょうか。
日本の足りないところを指摘してくれたイラクの監督には感謝しなければなりません(ベトナムのトルシエ監督も同じ)。こうして日本サッカーのレベルが上がっていくのです。