導入
2022年度はふるさと納税もしたし、外貨口座にあった円を売って為替差益がでた。外国株の配当で源泉された外国への税金は還付されるそうである。やったことがないけれど、確定申告するメリットがありそうなので、チャレンジしてみることにした。
確定申告方法はどのようにすればよいのか?
紙で提出する方法と、e-Taxで申告する方法があるようだ。スマホでもできるらしいが、PCを使って、e-Taxで申告することとした。国税庁のサイトにアクセスすれば、簡単にe-Taxが利用できる。
会社から支給される給与所得はどのようにして入力すればよいのか?
まずは会社に勤めているので、源泉徴収票の数字をe-Taxに転記する。源泉徴収票のここを入力せよと、e-Tax上に画像まで配置されているのでとても簡単だ。
為替差益の入力方法はどのようにすればよいのか?
ドルを売って得た為替差益については、雑所得というのだろうか。「雑その他」の欄に為替差益で出た金額をそのまま入力する。事前に為替差益の金額を集計しといてよかった。
ふるさと納税はどのように入力すればよいのか?
ふるさと納税では6つの自治体へ寄付したので、ワンストップ特例は使えない。確定申告をしないと、2023年の住民税からふるさと納税で寄付した金額が引かれないので、ここは重要な所だ。約10万円の影響がある。e-Tax上では、ふるさと納税のサイトから生成したデータファイルを読み込ませるだけで楽ちんだった。
株の売却損と配当があったが、どのように入力すればよいのか?
株の運用をはじめて2年ぐらいか。証券会社は1つだけ使用し、源泉徴収ありの特定口座を開設している。投資スタイルは基本、積立だが、ポートフォリオ構成を変えるために、一部売却したところ、売却損が発生した。特定口座内で売却損と配当益が損益通算され、すでに還付金も証券口座から得ている。
ここで問題となってくるのが、配当を総合課税にした方がいいのか、分離課税にした方がいいのかということだ。総合課税を選択すれば配当控除が受けられるが、主に米国ETFに投資していて、日本株への投資額が少ないため配当控除のメリットが少ない。後で入力した外国税額控除も含めe-Taxでシミュレーションして比較してみたところ、分離課税を選択した方が有利になった。
e-Tax上で分離課税を選択し、証券会社から送られてきている「特定口座年間取引報告書」の数字を転記していく。
あとは外国税額控除だ。ここでも「特定口座年間取引報告書」の数字を転記する。外国税額控除の金額に自信が持てないので、計算で確認してみたら、外国税額控除には限度額が設定されていて、限度額目一杯の金額になっていた。これで金額に納得がいった。
はじめての確定申告を終えて
法人税の確定申告書を作成した経験があるので、確定申告書を作成するうえで何をしているのかは理解がしやすかった。ただ配当を総合課税にした方がいいのか、分離課税にした方がいいのか一つ一つ税額をシミュレーションしたので大分時間がかかった。外国税額のところも理解できたし、来年はもっと早く作成できるようになれるだろう。